まち運営プラン

地域の将来像について

「品川区まちづくりマスタープラン」を基本とした“地域の将来像”を掲げて共有します。

「まち運営プラン」では、大崎駅周辺地域の「開発整備」と「まち運営」に向けて、「品川区まちづくりマスタープラン」に基づく地域の将来像を掲げ、地域全体でこれを共有していきます。

基本となる上位計画
品川区まちづくりマスタープラン(H25.2)
都市計画法第18条の2第1項 品川区住宅基本条例第6条第1項

「品川区まちづくりマスタープラン」は、H20年策定の「品川区基本構想」を受け、自治体自らの創意工夫と住民の意見反映をもとに地域のあるべき都市像や課題に応じた整備方針、住宅施策の方向性など、まちづくりの分野を総合的に定めた都市計画の方針です。

これからの大崎に求められていること

都の副都心にふさわしい機能強化と先導的なまちづくり活動を展開する
①ポテンシャルを活かしたさらなる開発事業の促進
②開発事業にあわせた都市基盤の整備
③地域全体で調和のとれた継続的な景観誘導のあり方の検討
④息の長いエリアマネジメント活動の支援によるまちの魅力発信と持続的な価値創造
⑤低炭素都市づくりを先導する取組みの推進

これから、やること

将来像実現に向けて

開発整備に関して

  • 都市計画手法を活用した計画的なまちづくりの誘導
  • 開発事業にあわせた都市基盤の整備
  • 独自のガイドラインの運用を基本とした地域全体で調和のとれた景観誘導
  • 環境配慮ガイドラインに基づいた環境配慮型の開発誘導
  • 目黒川沿いにおける「風の道」の形成
これまでのまちづくり(開発整備)活動の指針に沿ってこれからも…

まち運営に関して

●息の長いエリアマネジメント活動

以下の取り組みによりまちの魅力を一層高めるとともに、新たな価値の創造に向けエリアマネジメント組織の活動を支援します。

・環境配慮や地域の防災力向上への取り組み
・街並デザインや公共施設の維持管理
・まちづくりに関する情報発信、地域交流活動 等々

●継続的な景観誘導のあり方検討

独自のガイドラインの運用を基本に、景観法による運用の担保(品川区景観計画での重点地区指定)やデザイン協議等の体制づくり等により、地域全体で調和のとれた継続的な景観誘導のあり方を検討します。

●低炭素都市づくりを先導する取り組みの推進

低炭素化や防災を一体のテーマとした、以下のような開発事業者の主体的な環境配慮に向けたエリアマネジメント活動を支援します。

・先導的、実験的取組み
・施設、基盤の整備

“エリアマネジメント”の視点から、防災・景観・低炭素etc.への息の長い取り組みを…

将来像実現に向けたルール等の運用へ

これからの大崎に求められていること

自立的、継続的なまち運営に向けた制度の活用

私たちは、協調して景観、ユニバーサルデザイン、環境に配慮したまちづくりを推進し、質の高い都市環境を創造し、地域全体の魅力を維持向上していきます。

【景観】

地域全体として良好な都市景観および都市環境を形成し、「歩きたい」「住みたい」「働きたい」まちづくりを推進します。

夢さん橋ギャラリーボード 夢さん橋・光のつらら 大崎さくらまつり
【ユニバーサルデザイン】

駅から街へ、そして街の中での移動が、すべての人にとってやさしい「おもてなしのまちづくり」を実現します。

夢さん橋ギャラリーボード 夢さん橋・光のつらら 大崎さくらまつり
【環境】

ヒートアイランド対策を推進し、大崎駅周辺に“心地よい涼しい夏の夜”を取り戻し、快適な都市空間を創造します。

夢さん橋ギャラリーボード 夢さん橋・光のつらら 大崎さくらまつり

これまで大崎駅周辺地域では、景観、ユニバーサルデザイン、環境に関するまちづくりの自主ルールに基づいて開発、整備が進められてきたことで、地域全体の付加価値の向上が図られてきました。
このような成果を維持しつつ、さらに地域が一体となって大崎駅周辺の魅力を高めていくため、「景観」、「ユニバーサルデザイン」、「環境」の3つの視点から都市デザインのルールを共有し、都市開発諸制度等を活用した再開発や大規模改修にあたっては、これらルールに即した副都心にふさわしい先導的なまちづくりを進めます。

開発整備に関して

  • 再開発や大規模改修にあたっては、既定のガイドラインの必要に応じた更新や見直しを行いつつ、地区毎にきめ細やかな対応を図ります。
  • 各街区が協調して、歩いて楽しい豊かな外部空間を創出し、地域全体の景観形成に配慮した開発、整備を行います。
  • 〈既定のガイドライン〉
    ◆東五反田地区景観形成ガイドライン(東五反田地区街づくり推進協議会、H17策定)
    ◆大崎駅西口地区デザイン・ガイドライン(大崎駅西口地区まちづくり協議会、H17策定、H18・20・21に改訂)

開発整備に関して

  • ユニバーサルデザインという理念を尊重し、多様な来街者へのおもてなしに努めることで大崎駅周辺の魅力を更に高めていきます。
  • 「大崎駅周辺 ユニバーサル・デザイン・ガイドライン」に基づく開発、整備を進めます。ユニバーサルデザインについては、少子高齢化などにより徐々に高い整備水準が求められるようになっていることから、開発完了街区においても改修時などに水準の向上に努めていきます。

開発整備に関して

  • 目黒川沿いなどの建物配置を工夫することによる「風の道」の確保や、隣接街区と協調した緑地等の配置によるクールスポットの形成など、ヒートアイランド対策に地域全体で取り組みます。
  • 「大崎駅周辺 環境配慮ガイドライン」に基づく開発、整備を進めます。また、形成された風の道やクールスポットについては、適切に維持・管理します。
3つの視点からの年デザインのルール(ガイドライン)をもとに