公共施設等の活用によるまちの活性化へ
地域全体で協力、連携してにぎわいの創出を図るとともに、自立的、継続的なまち運営を行っていきます。
- 大崎駅周辺の魅力や付加価値向上を図るため、各開発街区に存在する公開空地や公共空間を一体的に活用したイベントなどを展開します。
- 大崎駅周辺の新たなにぎわいの創出に向けて、道路や河川等の公共空間を活用したにぎわいを創出する事業を展開します。
- 大崎駅周辺全体で官民連携によるまちづくりに取り組むことで、自立的、継続的なまち運営を行います。
- 大崎駅周辺では、再開発事業により歩行者デッキ、公園、広場、公開空地、個性的なパブリックアートなど、にぎわい創出によるまちの活性化に活用できる豊かな外部空間や資源が整備されてきました。
- 各開発街区においては、独自に多彩なイベントが開催されているほか、複数の街区や地域が連携した「しながわ夢さん橋」や「目黒川みんなのイルミネーション」といったイベントも公開空地や公共空間を活用して行われています。また、一部街区では店舗前公開空地をオープンカフェ等として活用しています。
- 夢さん橋上には大崎ウェルカム・ビジョンやギャラリーボード等が設置され、地域や大崎に立地する企業等の情報発信に活用されています。
- 大崎駅周辺の継続的な発展のため地域関係者により設立された法人(一般社団法人大崎エリアマネージメント、一般社団法人大崎・五反田タウンマネージメント)は、公共施設等の維持管理や活用に加え、地域イベントの開催協力や公開空地活用のためのまちづくり団体登録等についても積極的に取り組んでいます。
- 全国的にも住民・企業・NPOなど民間主体によるまちづくりやまち起しの取組みが活発化しており、国や東京都も、このような活動を支援するための制度を創設・拡充しています。(都市再生特別措置法の改正による官民連携まちづくりや、東京のしゃれた街並づくり推進条例によるまちづくり団体の登録制度)
公開空地・公共空間活用に向けた取り組み方針
- ■にぎわい・交流の創出に向けた公開空地や公共空間の活用
- 各街区の公開空地や夢さん橋等の歩行者デッキ、公園・広場、目黒川沿いの公共空間等を活用し、イベントやオープンカフェ等を展開することで、新たなにぎわい創出やまちの魅力向上につなげていきます。
- ■まちの活性化に向けた収益活動の展開
- 公共施設を活用した店舗や広告等の商業活動によるにぎわいの創出は、地域の持続的な管理運営の原資としても期待できます。
- ■都市再生整備計画の策定による公共空間の活用
- 公共空間を活用したまちづくりを「都市再生整備計画」に位置づけることにより、道路や河川に係る規制が緩和され、道路内や河川敷地におけるオープンカフェ、広告など、にぎわいを創出する事業の展開が可能となります。
- ■まちづくり団体の登録制度による公開空地などの活用
- 東京のしゃれた街並づくり推進条例のまちづくり団体登録制度を活用することで、公開空地でのイベントなど地域のにぎわいを向上させる活動を展開することができます。
- ■都市再生整備推進法人の指定等
- まちづくりの担い手として、エリアマネジメント法人を「都市再生整備推進法人」に、また活用する施設を「都市利便増進施設」に指定することで、公的位置づけが付与され、円滑な関係者調整が進み、事業の収益をまちの運営に還元することができます。